外出先でスマートフォンを利用していると、災害や通信会社のシステムトラブルなど、さまざまな原因でモバイルデータ通信が利用できなくなり、インターネットに接続できなくなるときがあります。
そのようなときは、Wi-Fiスポットを活用することで、外出先でもインターネット接続ができます。
そこでここでは、日常的に利用できるWi-Fiスポットと災害時にのみ利用できるWi-Fiスポットについて解説します。
目次
Wi-Fiスポットとは
Wi-Fiスポットとは、公衆無線LANの一種で駅やビルなどの施設やレストラン、コンビニなどのお店が提供しているインターネット接続サービスを指し、多くのサービスは簡単な手続きで無料で利用できます。
なお、Wi-Fiスポットに接続するためには、それぞれの事業者が提供している専用アプリが必要になることが多いですが、以下で紹介しているアプリを利用すれば、さまざまな事業者が提供しているWi-Fiスポットにアプリ一つで簡単に接続できるようになります。

Wi-Fiスポットのメリットと利用時の注意点
モバイルデータ通信量の節約
モバイルデータ通信は、契約内容によって1か月に使える通信量が決められている場合が多いので、普段からWi-Fiスポットを有効活用すれば、モバイルデータ通信量の節約に役立ちます。
Wi-Fiスポットの注意点
Wi-Fiスポットの多くは、無料で使えて便利なサービスですが、提供事業者は多岐にわたり、中には安全性に問題のあるスポットもあります。
そのため、Wi-Fiスポットに接続するときは、次の点に注意しましょう。
- 提供事業者が分からないWi-Fiスポットを利用しない
- 暗号化されていないWi-Fiスポットを利用しない
- Wi-Fiスポット利用時は、個人情報の入力は控える
災害時は「00000JAPAN」
地震などの災害発生時は、一般事業者が提供しているWi-Fiスポットも利用できなくなる可能性があり、そのような時は「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を試してみましょう。
00000JAPANは、無線LANビジネス推進連絡会が提供する災害用統一SSIDのことで、災害時にのみ都道府県単位で無料で開放される公衆無線LANです。
災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)について | 一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】
00000JAPANの利用方法は、一般的なWi-Fi接続方法と同じで、スマートフォンのWi-Fi機能をオンにして、ネットワークの選択画面から「00000JAPAN」を選ぶだけで利用でき、接続時にIDやパスワードの入力は不要です。
なお、00000JAPANは、災害時に誰もが簡単にインターネット接続できるよう利便性が重視されており、認証や暗号化といったセキュリティ対策は施されていない点には注意が必要です。
あとがき
スマートフォンでインターネット接続する方法として、モバイルデータ通信以外の選択肢を用意しておけば、いざという時にきっと役立ちますよ。