WordPressの設定項目に「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」がありますが、この欄に誤った設定をすると、管理画面やWebサイトを表示できなくなってしまい、管理画面から設定変更できなくなってしまいます。
そこでここでは、管理画面の「設定」>「一般」にある「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」のURL設定を間違えて、管理画面やWebサイトを表示できなくなったときの復旧方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果をもとにしています。ソフトウェアのバージョンにより、動作結果や表示が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア(プラグイン) | バージョン |
---|---|
WordPress | 4.9.6 |
復旧方法
管理画面の「設定」>「一般」にある「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」に誤ったURLを設定してしまい、管理画面やWebサイトが表示されなくなったときは、利用しているテーマ(または子テーマ)の「functions.php」に復旧用のコードを追記します。
復旧用のコードは、以下のとおりです。
update_option( 'siteurl', 'http://example.com' );
update_option( 'home', 'http://example.com' );
URLの部分(http://example.com)には、正しいURLを入力します。
これで、ページを読み込み直せば表示できるようになっているはずです。
Memo
Webサイトの表示が直ったら「functions.php」に追加した行は削除しておきます。
あとがき
サイト移転やSSL化したときなど、URLを変えたときに管理画面やWebサイトが表示されなくなることがあります。覚えておくといざというときに役立ちます。