事故や急病などで、自分の身に万が一のことが起きた時、持病やアレルギー、服用している薬、家族への連絡など、緊急時に必要な情報を伝えなければならないことがあります。
そのようなとき、家族や友人などがそばにいればよいですが、そうでない場合にも備えるなら、それらの情報を常に携帯しておけば安心です。
緊急時情報を携帯する方法としては、紙に記載してなどいろいろありますが、スマートフォンを持っているなら、標準機能でそれらの情報を記録しておくことができます。
そこでここでは、Android端末に緊急時情報を入力する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
緊急時情報を入力する
Androidバージョン7.0以降の端末では、次の情報を緊急時情報として入力することができ、入力した情報は、ロック画面からロックを解除することなく表示させることができます。
- 名前
- 住所
- 血液型
- アレルギー
- 服用している薬
- 臓器提供
- 健康状態
- 緊急連絡先
緊急時情報の設定は方法は、次のとおりです。
Androidの「設定」から「ユーザーとアカウント」>「緊急時情報」をタップします。
「緊急時情報」が表示されたら「医療に関する情報」にある「情報の編集」をタップします。
「医療に関する情報」の入力画面が表示されるので、それぞれの項目をタップして入力します。
入力が済んだら、前の画面に戻り「緊急連絡先」にある「連絡先の追加」をタップすると、緊急時の連絡先を、登録済みの連絡先から選択して追加できます。
以上で設定完了です。
緊急時情報を表示する
緊急時情報を表示するときは、ロック画面で「緊急通報」をタップします。
「緊急通報」画面上部にある「緊急時情報」を2回タップします。
すると、あらかじめ入力しておいた緊急時情報や緊急連絡先を表示することができます。


なお、緊急時情報はロック画面から誰でも表示できるため、名前などを入力したくないときは「血液型」「アレルギー」「服用している薬」など、必要最低限の情報だけでも入力しておくとよいでしょう。
あとがき
なお、iPhoneにはメディカルIDという同様の機能があるので、iPhoneをご利用の方は、下記の公式ページを確認してみてください。