Google検索には日々お世話になっていますが、単にキーワードを指定するだけではほしい情報にたどり着けないこともあります。
そんなときは、検索演算子と呼ばれる記号や語句を検索キーワードに利用することで、ほしい情報をより効率的に探すことができます。
そこで、ここではぜひとも覚えて検索に役立てたい検索演算子をまとめてみました。
目次
検索演算子
検索演算子を使用して検索する場合は、演算子と検索キーワードの間にスペースを追加しないよう注意してください。
*
ワイルドカード検索を行う
不明な語句を「ワイルドカード」として指定して検索するには、検索キーワードにアスタリスク(*)を使用します。
使用例:"捨てる * あれば拾う * あり"
"検索キーワード"
完全一致を検索する
検索キーワードを2重引用符で囲むと、そのキーワードに完全に一致する単語や語句を検索できます。また上のワイルドカード検索と併せて使用することもできます。
使用例1: "世界最大の*"
使用例2: "世界最大の山"
-検索キーワード
特定の語句を除外する
ダッシュ(-)を検索キーワードの前に追加すると、そのキーワードが含まれる検索結果を除外できます。たとえば、複数の意味を持つ言葉のいずれかに限定して検索したい場合や、特定のサイトを検索対象から除外したい場合に便利です。
複数の意味を持つ言葉を限定して検索する使用例:ジャガー 速度 -車
特定のサイトを検索から除外した使用例:ライオン -site:wikipedia.org
OR
OR検索を行う
通常、複数のキーワードを入力して検索した場合、両方のキーワードに一致するページが検索されますが「OR(大文字)」をキーワードとキーワードの間に挿入すると、複数のキーワードのうち、いずれかを含むページを検索することができます。
使用例:ワールドカップ 開催地 2014 OR 2018
..
数値範囲を検索する
数値と数値の間にピリオドを2つ挿入すると、指定した範囲の日付、価格、測定値といった数値を含む検索結果が表示されます。
使用例:カメラ 5000 円..10,000 円
site:
サイト内またはドメイン内を検索する
特定のサイトやドメイン内を検索します。
Yahoo! JAPANのウェブサイトで「オリンピック」の記事を検索する使用例:
オリンピック site:www.yahoo.co.jp
related:
特定のURLとサイトテーマが類似したページを検索する
キーワードに入力したURLと、サイトテーマが近いサイトを検索します。
nikkei.comにサイトテーマが類似しているサイトを検索する使用例:related:nikkei.com
intitle:
サイトのタイトルを検索する
サイトのタイトルに指定したキーワードが含まれているページを検索します。
検索演算子「intitle:」は、使い方によっては、脆弱性のある古いWebサーバーソフトウェアを利用してるサイトを調べたりもできます。
たとえば、Webサーバーソフトウェアに古いApacheを利用しているサイトで、フォルダー階層構造を閲覧できるページにソフトウエア名やバージョン名を表⽰したままにしているサイトは、検索キーワードに「intitle:index.of Apache/2.X.XX」と⼊⼒することで、簡単に検索されてしまいます。
本題とは外れますが、Webサーバーを公開している場合は、このように意図しない情報も検索されてしまう可能性があることを認識しておくべきでしょう。
intext:
コンテンツに含まれている文字列を検索する
Webページの「<body> ~ </body>」で挟まれた部分を対象に検索します。「intext:」を使用すると、本文以外の部分にキーワードに指定した文字列が含まれているページを検索できます。
cache:
キャッシュされているサイトを検索する
Googleが最後にサイトをクロールしたときのページを検索できます。
使用例:「cache:washington.edu」
filetype:<ファイルタイプ>
ファイルを検索する
pdfファイルやdocファイルなどの、特定のファイル対象とした検索ができます。「pdf」「docx」「pptx」などのファイルタイプを指定することができるようです。
使用例:windows10 filetype:pdf
@検索キーワード
ソーシャル メディアを検索する
TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアを優先して検索したい場合、検索キーワードの後にスペースを空けてから、ソーシャルメディアの名前の前に「@(半角アットマーク)」を付けて指定すると、そのソーシャルメディアを優先した検索ができます。
使用例: コスメ @twitter
おまけ
ちなみに、検索演算子を使わなくても、以下のように検索結果の表示画面で「設定」⇒「検索オプション」でも、検索結果を詳細に絞り込むことができます。
あとがき
ここで挙げた以外にも、様々な検索演算子があります。ぜひ活用してみてください。