Windows環境で起こるさまざまなトラブルに対処する場合、以前までだとコンピューターに詳しい人でないと、トラブルを解決するのはとても難しい作業でした。
ですが、Windows 10からは、パソコンの問題やトラブルを自動的に解決する「トラブルシューティング」という機能が搭載されており、これを利用することで、Windows 10で発生する一般的な問題なら、自動的に解決してくれたり、解決方法を提示してくれるようになっています。
そこでここでは、Windows 10パソコンで発生する一般的な問題やトラブルをトラブルシューティングツールで自動的に解決する方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H2 |
トラブルシューティングツールの使い方
Windows 10でトラブルシューティングツールを実行する手順は、以下のとおりです。
まず、スタートメニューなどから、Windowsの「設定」を開き、一覧から「更新とセキュリティ」をクリックします。
「更新とセキュリティ」画面が表示されたら、画面左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択してから「追加のトラブルシューティングツール」をクリックします。
「追加のトラブルシューティングツール」が表示されたら、問題が発生している機能をクリックします。
選択できる機能は次のとおりですが、パソコンの機種によっては選択可能な項目は異なる場合があります。
- Windows Update
- インターネット接続
- オーディオの再生
- プリンター
- Bluetooth
- DirectAccessを使用した職場への接続
- Windowsストアアプリ
- オーディオの録音
- キーボード
- ネットワークアダプター
- ビデオの再生
- プログラムの互換性のトラブルシューティングツール
- 共有フォルダー
- 検索とインデックス作成
- 着信接続
- 電源
- 音声認識
たとえば、インターネット接続に関する問題が発生しているときは一覧から「インターネット接続」を選択して「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
すると、問題の検出が行われるので、そのまま待ちます。
検出完了後にトラブルの種類を選択する画面が表示されます。
表示される選択肢は、トラブルの種類やパソコンの状況によって異なりますが、画面に表示されている指示に従い、処理を実行します。
なお、トラブルの種類によっては、トラブルシューティングでは自動的に解決せず、検出された問題点や対処方法が表示されるだけの場合もあります。
以上で操作完了です。
あとがき
トラブルシューティングツールは、一般的な問題なら解決できる可能性もありますが、解決できないことも多々あるので、解決できたらラッキーぐらいの認識で利用するとよいでしょう。