Windows10:コマンドプロンプトのおすすめ設定

Windows8.1以前のコマンドプロンプトは、お世辞にも使い勝手が良いとは言えませんでした。ですが、Windows10になって既定値が変更されたり、便利な機能も搭載されてかなり使いやすくなりました。

ここでは、Windows10のコマンドプロンプトを操作しやすくするための設定項目と、おすすめ設定値を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

項目
製品 Windows10 Professional 64bit
バージョン 1803(April 2018 Update)

オプション設定

簡易編集モード

おすすめ設定:オフ

コマンドプロンプトに表示されている文字列をマウス操作で選択できるようになります。また、選択モード(タイトルバーに「選択」と表示されている状態)で右クリックすると選択した文字列がクリップボードにコピーされ、通常モードで右クリックするとクリップボードにある文字列を貼り付けることもできます。

ちなみに、選択モードから抜けるには[ESC]キーを入力します。

選択モード

通常モード

Memo

本機能をオンにしている場合、コマンドプロンプトで何らかの処理を実行中に、画面上でマウスをクリックすると、コマンドプロンプトが選択モードになり、実行中の処理が一時停止されてしまいます。予期せぬ動作を避ける意味でも本機能はオフにすることをおすすめします。

挿入モード

おすすめ設定:オン

テキスト入力時に、入力済み文字列に挿入する形で入力するのが「挿入モード」になります。この設定をオフにすると「上書きモード」になり、入力済み文字列を上書く形でに入力します。オンにしておかないととても不便です。

Ctrlキーショートカットを有効にする

おすすめ設定:オン

[Ctrl]キーを組み合わせたショートカットキーが利用できるようになります。主なショットカットキーは次のとおりです。

ショートカットキー 説明
[Ctrl]+[A] ウィンドウ内の全テキスト選択
[Ctrl]+[C] 選択範囲をコピー
[Ctrl]+[V] 貼り付け
[Ctrl]+[F] 検索
[Ctrl]+[M] 選択モードの開始

貼り付け時にクリップボードの内容をフィルターする

おすすめ設定:オン

例えばクリップボードにタブ文字が入っていた場合、そのままコマンドプロンプトに貼り付けると、意図しない自動補完機能が働いてしまいます。本機能を利用すると、タブ文字を自動的に削除したりして意図しない動作を避けることができます。

行の折り返し選択を有効にする

おすすめ設定:オン

画面上の文字列を選択するときに、一般的なテキストエディターのように、行に沿って選択することができるようになります。以前のコマンドプロンプトでは、画面上の文字列をマウスで選択した場合、領域は矩形で選択されました。

ちなみに[Alt]キーを押しながらマウスをドラッグすると逆の動作になります。

下の画像をクリックすれば、行単位の選択と、矩形選択の違いを確認できます。

行選択の場合

矩形選択の場合

テキスト選択キーを拡張する

おすすめ設定:オン

[Shift]キーと矢印キーを組み合わせた文字列選択など、一般的な文字列選択で使用できるショートカットキーを使用できるようになります。

フォント

デフォルトのフォント「MS ゴシック」でも、問題ないと思いますが、より視認性や判読性が高いフォントに変更するのもありかと思います。おすすめのフォントは以下の記事で紹介しています。

Windows10:コマンドプロンプトやPowerShellで見やすいフォントを使う
Windows10のコマンドプロンプトやPowerShellでは、デフォルトのフォントとして「MS ゴシック」が使用されていますが、見た...

レイアウト

画面バッファーとウィンドウのサイズ

おすすめ設定:既定値

以前のコマンドプロンプトは、デフォルトの画面バッファーサイズ(80桁x300行)やウィンドウサイズ(80桁x25行)がとても小さかったため、コマンドの実行結果によってはバッファーからあふれてしまうことがよくありました。Windows10では、デフォルトの画面バッファーサイズが120桁x9001行に、ウィンドウサイズも120桁x30行に拡大されました。これでバッファーからあふれてしまうことがほとんどなくなりました。

サイズ変更時にテキスト出力を折り返す

おすすめ設定:オン

コマンドプロンプトのウィンドウサイズを変更した場合、自動的にテキストが再描画され、折り返し表示されるようになります。以前のコマンドプロンプトでは、ウィンドウサイズを広げても、すでに描画されているテキストの表示は変わらなかったので、使いやすくなりました。

画面の色

不透明度

コマンドプロンプトウィンドウの透明度を設定できます。使い方によっては、役立つ場面があるかもしれません。下の画像をクリックすると、透明度を上げたときの様子がわかります。

以下のショートカットキーでも透明度を調整できます。

ショートカットキー 説明
[Ctrl]+[Shift]+[+]  透明度を下げる
[Ctrl]+[Shift]+[−]  透明度を上げる

まとめ

以前のコマンドプロンプトは使い勝手がいまいちだったので、機能の拡張は嬉しい限りです。