パソコンを利用していると、画面に表示されている内容を画像として保存したい(スクリーンショットを撮影したい)ときがあり、Windows 10では、スクリーンショットを撮影する方法が3通りあります。
そこでここでは、Windows 10の標準機能でスクリーンショットを撮影する3つの方法それぞれを解説します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
PrintScreenキーを押す
Windows環境で最も一般的なスクリーンショットを撮影する方法が、キーボードの「PrintScreen」キーを押して撮影する方法です。
「PrintScreen」キーを押すと、デスクトップ全体のスクリーンショットがクリップボードに保存されます。
また「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、アクティブウィンドウのスクリーンショットがクリップボードに保存れます。
たとえば、以下のようにアクティブウィンドウとしてエクスプローラーが表示されている状態で「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、エクスプローラーの画面のみがクリップボードに保存されます。
クリップボードに保存されたスクリーンショットは、任意の画像編集ソフトに貼り付ければ、編集したり画像ファイルとして保存することができます。
以下の画像は、クリップボードに保存されたデスクトップ全体のスクリーンショットを、Windows 10に標準搭載されている画像編集ソフト「ペイント3D」に貼り付けたところです。
Windows+PrintScreenキーを押す
Windowsキー+PrintScreenキーを押すと、デスクトップ全体のスクリーンショットがPNG形式の画像ファイルとして保存され、Windowsキー+Altキー+PrintScreenキーを押すと、アクティブウィンドウのスクリーンショットがPNG形式の画像ファイルとして保存されます。
撮影されたスクリーンショットは、ユーザーの「ビデオ」フォルダー内の「キャプチャ」フォルダーに保存されます。
また、保存された画像ファイルの名前には、ウィンドウのタイトル名や撮影日時が記載されます。
撮影したスクリーンショットを画像編集ソフトなどで加工する必要がないなら「PrintScreen」キーを押す方法よりもこちらの方法がお手軽です。
「切り取り&スケッチ」アプリから
Windows 10には、スクリーンショットの撮影/編集ツールとして「切り取り&スケッチ」アプリが標準搭載されており、以下に挙げる3つの方法でスクリーンショットを撮影できます。
- Windowsキー+Shiftキー+Sキーを押す
- アクションセンターから「画面領域切り取り」を選択する
- 「切り取り&スケッチ」アプリを起動する
アクションセンターからスクリーンショットを撮影するときは、デスクトップ画面右下にあるアクションセンターから「画面領域切り取り」をクリックします。
「切り取り&スケッチ」アプリを起動してスクリーンショットを撮影するときは、スタートメニュのプログラム一覧などから「切り取り&スケッチ」アプリを起動して、左上の「新規」メニューから撮影できます。
いずれの方法で撮影した場合も、デスクトップ全体が暗転して、上部のメニューから、スクリーンショットを撮影したい領域(任意の四角形の領域、自由な形の領域、特定のウィンドウ、デスクトップ全体)を指定して、クリップボードに保存することができます。
たとえば、一番左の「四角形の領域切り取り」を選択すると、デスクトップ上をドラッグした任意の四角形の範囲をスクリーンショットとしてクリップボードに保存できます。
クリップボードに保存されたスクリーンショットは、任意の画像編集ソフトに貼り付けて、編集したり画像ファイルとして保存することができます。
また「切り取り&スケッチ」アプリでスクリーンショットを撮影した場合は、以下のような通知が表示され、通知をクリックすると撮影したスクリーンショットが「切り取り&スケッチ」アプリで表示され、すぐに編集/加工することができます。
「切り取り&スケッチ」アプリの詳しい使い方については、以下の記事をご覧ください。

あとがき
Windows 10でスクリーンショットを撮影する機会がそれほど多くないなら、ここで紹介した標準機能で十分ですが、スクリーンショットをよく撮影したり撮影後に加工などを行う場合では、標準機能では物足りないと感じるときがあります。
そのようなときは、サードパーティーのスクリーンショット撮影ツールを試してみるのもありです。
