パソコンを利用していると、画面に表示されている内容を画像として保存したい(スクリーンショットを撮影したい)ときがあります。
Windows10では、スクリーンショットを撮影する方法がいくつが用意されており、それぞれで少しずつ動作が異なります。
そこでここでは、Windows10でスクリーンショットを撮影する方法や、それぞれの方法の動作の違いについて解説します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 20H2 |
「PrintScreen」キー
Windows環境で最も一般的なスクリーンショットを撮影する方法が、キーボードの「PrintScreen」キーを押して撮影する方法です。
「PrintScreen」キーを押すと、デスクトップ全体のスクリーンショットがクリップボードに保存されます。
クリップボードに保存されたスクリーンショットは、任意の画像編集ソフトに貼り付けて、編集したり画像ファイルとして保存することができます。
以下の画像は、クリップボードに保存されたデスクトップ全体のスクリーンショットを、Windows10に標準搭載されている「ペイント3D」に貼り付けたところです。
「Alt」+「PrintScreen」キー
「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、アクティブウィンドウのスクリーンショットのみがクリップボードに保存れます。
たとえば、以下のようにアクティブウィンドウとしてエクスプローラーが表示されている状態で「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、エクスプローラーの画面のみがクリップボードに保存されます。
クリップボードに保存されたスクリーンショットは、任意の画像編集ソフトに貼り付けて、編集したり画像ファイルとして保存することができます。
以下の画像は、クリップボードに保存されたアクティブウィンドウのスクリーンショットを、Windows10に標準搭載されている「ペイント3D」に貼り付けたところです。
「Win」+「PrintScreen」キー
「Win」+「PrintScreen」キーを押すと、デスクトップ全体のスクリーンショットがPNG形式の画像ファイルとして保存されます。
撮影されたスクリーンショットは「ピクチャ」フォルダー内の「スクリーンショット」フォルダーに保存されます。
撮影したデスクトップ全体のスクリーンショットを画像編集ソフトなどで加工する必要がないなら「PrintScreen」キーよりもこちらの方法がお手軽でしょう。
「Win」+「Alt」+「PrintScreen」キー
「Win」+「Alt」+「PrintScreen」キーを押すと、アクティブウィンドウのスクリーンショットがPNG形式の画像ファイルとして保存されます。
撮影したスクリーンショットは、「ビデオ」フォルダー内の「キャプチャ」フォルダーに保存されます。
撮影したアクティブウィンドウのスクリーンショットを画像編集ソフトなどで加工する必要がないなら「Alt」+「PrintScreen」キーよりもこちらの方法がお手軽でしょう。
ちなみに、この方法はWindows10に標準搭載されている「Xboxゲームバー」アプリが提供している機能です。
「Win」+「Shift」+「S」キー
Windows10バージョン1607から加わったスクリーンショットの撮影方法が「Win」+「Shift」+「S」キーでです。
「Win」+「Shift」+「S」キーを押すと、デスクトップ全体が暗転して、上部のメニューから、スクリーンショットを撮影したい領域(任意の四角形の領域、自由な形の領域、特定のウィンドウ、デスクトップ全体)を指定して、クリップボードに保存することができます。
たとえば、一番左の「四角形の領域切り取り」を選択すると、デスクトップ上をドラッグした任意の四角形の範囲をスクリーンショットとしてクリップボードに保存できます。
クリップボードに保存されたスクリーンショットは、任意の画像編集ソフトに貼り付けて、編集したり画像ファイルとして保存することができます。
また、この方法でスクリーンショットを撮影すると以下のような通知が表示され、通知をクリックすると撮影したスクリーンショットが「切り取り&スケッチ」アプリで表示され、すぐに編集/加工することができます。
「切り取り&スケッチ」アプリ
「切り取り&スケッチ」アプリからもスクリーンショットを撮影することもできます。
「切り取り&スケッチ」アプリからスクリーンショットを撮影する場合は、スタートメニュのプログラム一覧などから「切り取り&スケッチ」アプリを起動して、左上の「新規」メニューから撮影することができます。
なお、「切り取り&スケッチ」アプリからスクリーンショットを撮影するときは、「Win」+「Shift」+「S」キーを押したときと同じメニューが表示され、任意の範囲を指定してスクリーンショットを撮影できます。
また、撮影したスクリーンショットは、自動的に「切り取り&スケッチ」アプリで表示されます。
「切り取り&スケッチ」アプリの詳しい利用方法については、以下の記事をご覧ください。

「Microsoft Edge」のWebキャプチャ
Webページ全体のスクリーンショットを撮影したいときに便利なのが、Windows10の標準ブラウザ「Microsoft Edge」のWebキャプチャ機能です。

あとがき
Windows10でスクリーンショットを撮影することがたまにあるぐらいなら、ここで紹介した標準機能で十分だとおもいますが、スクリーンショットの撮影や加工を頻繁に行う場合は、標準機能では物足りないでしょう。
そのような時は、サードパーティーのスクリーンショット撮影ツールが便利でしょう。おススメは以下の記事で紹介している「ScreenPresso」です。
