Excel(エクセル)で請求書などを作成していると、月末や翌月末の日付を入力したいことがありますが、月末は30日の月もあれば31日の月もあり、2月ならさらにうるう年もあり、直接日付を入力するのは得策とは言えません。
そこでここでは、Excel(エクセル)でEOMONTH関数を使って月末の日付を素早く入力する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
Microsoft Excel for Microsoft 365 | 16.0.13231.20372 |
EOMONTH関数とは
EOMONTH関数は、関数名のとおり月末(End Of Month)を求める関数で、書式は次のとおりです。
=EOMONTH(開始日,経過月)
EOMONTH関数を利用するときの留意点としては、結果がシリアル値で返されるので、日付として表示するには、セルの表示形式を「日付形式」に設定しておく必要があります。
当月末の日付を入力する
たとえばA1セルに入力されている日付の月末をB1セルに入力したいときは、B1セルに次のように計算式を入力します。
=EOMONTH(A1,0)
第一引数にTODAY関数を使用すれば、今月末の日付を入力することもできます。
=EOMONTH(TODAY(),0)
翌月末、翌々月末の日付を入力する
A1セルに入力されている日付の翌月末をB1セルに入力したいときは、B1セルに次のように計算式を入力します。
=EOMONTH(A1,1)
A1セルに入力されている日付の翌々月末をB1セルに入力したいときは、B1セルに次のように計算式を入力します。
=EOMONTH(A1,2)
前月末の日付を入力する
A1セルに入力されている日付の前月末をB1セルに入力したいときは、B1セルに次のように計算式を入力します。
=EOMONTH(A1,-1)
あとがき
Excelで当月末や翌月末などの月末の日付を良く入力しているなら、EOMONTH関数が活躍してくれるでしょう。
ご活用あれ。