Excel(エクセル)でゼロ埋めの数値を省略せずにそのまま表示する方法

Excel(エクセル)でゼロ埋めの数値を省略せずにそのまま表示する方法

Microsoft Excel(エクセル)で、会員番号や社員番号などの桁数が決まった文字列(数値)を入力するとき、「001」など先頭にゼロが付いた値を表示させたいときがありますが、値の先頭に0があるとデフォルトでは数値と判断され「1」と表示されてしまいます。

そこでここでは、Microsoft Excel(エクセル)で「001」のようなゼロ埋めした文字列(数値)を入力したとおりに表示させる方法を紹介します。

Memo

数字の桁数を揃えるために「0」を追加する処理のことを「ゼロ埋め」や「ゼロパディング」と呼びます。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit20H2
Microsoft Excel for Microsoft 36516.0.13231.20372
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セルの表示形式を「文字列」にする

「001」などのゼロ埋めした文字列(数値)を表示する方法の一つとしては、セルの表示形式を「文字列」に設定する方法があります。

セルの表示形式を文字列にするには、あらかじめセルの表示形式を設定しておくやり方と、入力時に文字列として入力する方法があります。

具体的な手順は、以下の記事を参照してみてください。

Excel(エクセル)で数値や@などを文字列として入力する方法
ここでは、Microsoft Excel(エクセル)で数値などを文字列として入力して、意図したとおりに表示させる方法を紹介します。

なお、文字列に設定すると、入力されている値を計算で利用することはできません。

Memo

数字だけのセルを文字列として入力すると、セルの左上に緑色のマークが表示されます。このマークを消したいときは、セルを選択した時に表示される!アイコンをクリックして「このエラーを無視する」を選択すれば非表示にできます。

Excel(エクセル)でゼロ埋めの数値を省略せずにそのまま表示する方法

セルの表示形式を「ユーザー定義」にする

もう一つの方法は、セルの表示形式から「ユーザー定義」の表示形式を設定する方法で、ユーザー定義の表示形式を設定した場合は、入力されている値を計算で利用することもできます。

設定方法は、対象のセルを選択した状態で「Ctrl+1」キーを押すなどして「セルの書式設定」画面を表示し「表示形式」から「ユーザー定義」を選択し「種類」に表示したい桁数分の「0」を入力し「OK」をクリックします。

たとえば、5桁に揃えたい場合は「00000」といった具合に、揃えたい桁数にあわせて「0」を入力します。

Excel(エクセル)でゼロ埋めの数値を省略せずにそのまま表示する方法

以上で、設定したセルに数値を入力すると、自動的に5桁で表示されるようになります。

下の画像をクリックすると、動画で確認できます。

あとがき

Excelでゼロ埋めを実現する方法は、覚えておきたいテクニックの一つです。

ご活用あれ。