新しいWordpressテーマ(特に海外製のテーマ)を利⽤する場合、テスト⽤の記事を書いて⾒た⽬を確認したりしている⼈も多いかと思います。ただ、「テスト⽤記事を書く」のって結構面倒ですよね。
そこで、テスト⽤に「テーマユニットテストデータ(⽇本語版)」というものが公開されています。このテストデータは、様々な場面(投稿タイトルが長い、短い・各種タグ・画像の回り込み・特殊文字・カテゴリー・階層の深いコメント等)を想定したデータとなっています。このテストデータを使うと、投稿・固定ページ・コメント・メニュー等の表示に崩れがないかを簡単に確認でき、テストがかなり楽になると思います。
ここでは「テーマユニットテストデーター(⽇本語版)」の使い⽅を紹介したいと思います。
目次
テストデータのダウンロード
テーマユニットテストデータの日本語版:
https://github.com/jawordpressorg/theme-test-data-ja
※ちなみに英語版もあるようです。
https://wpcom-themes.svn.automattic.com/demo/theme-unit-test-data.xml
テストデータのインポート
- 管理画面の「ツール」→「インポート」で「WordPress」からインポートします。
- 「ファイルを選択」で、ダウンロードしたテストデータ(xml形式ファイル)を選択し、「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックします。
- 投稿ユーザーを変更する場合は、変更したいユーザーをselectで選択するか、新しいユーザーを記入してください。
- 画像もインポートしたい場合は「Download and import file attachments」にチェックを入れて「submit」ボタンをクリックでテストデータのインポートが始まります。
私の環境では、データインポート時に「504 Gateway Timeout」エラーが発生したため、テストデータのインポート時のみ、以下を設定しました。参考までに。
- 「/etc/php.ini」で「max_execution_time」の値を300(秒)ぐらいに設定
- 「/etc/nginx/nginx.conf」でhttpディレクティブに「fastcgi_read_timeout」の値を300(秒)ぐらいで設定
- 「php-fpm」と「nginx」のサービスをreload
表示テスト
テストデータをインポートすると、WordPressで想定される様々な記事やページが作られます。
あとがき
「テーマユニットテストデータ」を利⽤することで、表⽰テストをするためにわざわざテスト用記事を書く必要がなくなり、以下のようなときに作業がはかどるのではないでしょうか。
- 新しいテーマを試してみたい
- テーマのカスタマイズ結果を確認したい
- いろんな記事をいろんなデバイスで確認したい