Windowsでさまざまな作業を行うときの操作方法は、人それぞれですが、効率の良い操作を知っていれば、それだけでも作業効率は大きく違ってきます。
そこでここではWindows 10を例に、作業効率のアップに役立つ操作テクニックを紹介します。
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
目次
ショートカットキーを使いこなす
Windows環境では、さまざまな操作をマウス操作だけでなく、キー操作で実行(ショートカットキー)できるようになっており、ショートカットキーを使いこなすことで、作業効率を格段にアップできます。
どのようなショートカットキーがあるかは、以下の記事をご覧ください。
タスクバーを使いこなす
Windowsのタスクバーには、よく使うアプリをピン留めして素早く起動できるようにしたりなど、自分の好みに合わせてカスタマイズすることで、より使いやすくできます。
クリップボードを使いこなす
Windows 10や11のクリップボードはそれ以前のWindowsから大きく進化し、クリップボードの履歴を保持ができるようになり、「Windowsキー+V」で簡単にクリップボード履歴から貼り付けることができます。
仮想デスクトップを使いこなす
Windowsでは、Linux環境のワークスペースのような「仮想デスクトップ」機能が搭載されており、作業領域を広げたり、たくさんのアプリをデスクトップを切り替えて利用したいときなどに便利です。
素早く設定画面を表示する
Windowsの各種設定を行うとき、設定アプリやコントロールパネルを開くことが多いですが、スタートボタンを右クリックすると、よく利用する項目のいくつかがテキストメニューで表示されます。
これを活用すれば、目的の機能により素早くアクセスすることができます。
ちなみに、ここに表示されるメニューはカスタマイズすることもできます。カスタマイズ方法は、以下の記事をご覧ください。
素早くウィンドウを操作する
Windowsには、デスクトップ上のウィンドウのサイズ変更や最小化などを素早く行うために「スナップ」や「シェイク」という機能があり、使いこなすことでウィンドウのサイズ変更・整列・最小化を素早く行うことができます。
デスクトップのアイコンサイズを調整する
超高解像度のディスプレイで作業しているときや、逆に解像度が低いディスプレイで作業していると、デスクトップのアイコンが小さすぎたり、逆大きすぎると感じることがあります。
そのようなときは、自分の環境に合わせてデスクトップアイコンのサイズを調整することができます。
通常のアイコンサイズの変更方法は、デスクトップのなにもないところを右クリックし「表示」メニューからアイコンのサイズを変更します。
上の方法でちょうど良いサイズにならない場合は、デスクトップのなにもないところをクリックしてから、[Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを回転させることで、任意の大きさにアイコンサイズを変更できます。
フォルダーやファイルのパスを取得する
フォルダーやファイルのパスを取得したいときは、対象のフォルダーやファイルを選択した状態で、[Shift]キーを押しながら右クリックし、メニューから「パスのコピー」を選択することで、対象のフォルダーやファイルのフルパスをコピーできます。
開いているフォルダーをコマンドプロンプトで開く
エクスプローラーで現在開いているフォルダーをカレントディレクトリとしてコマンドプロンプトを開きたい場合、フォルダーのパスをコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けて移動するというのが一般的な方法ですが、もっと簡単な方法があります。
エクスプローラーでカレントディレクトリにしたいフォルダーを開いた状態で、アドレスバーに「cmd」と入力して、エンターキーを押します。
すると、そのフォルダーをカレントディレクトリとして、コマンドプロンプトが起動します。
ちなみに、cmdの代わりにpowershellと入力すれば「Windows PowerShell」を起動することもできます。
音声入力を活用する
Windowsでは、音声入力でWindowsを操作したり、Wordなどのアプリでは、音声で文章を入力したりといったことができます。
キーボードやマウスを使った操作・入力に加えて、音声入力も使いこなせば、より効率良くWindowsの操作や文書作成ができるようになるでしょう。
夜間モードで目の疲れを軽減する
パソコンでの作業が多くなると目の疲れが気になるという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方におすすめなのがWindowsの「夜間モード」機能で、本機能を利用することで液晶画面からのブルーライトを軽減して、パソコンでの長時間作業による目の疲れなどを軽減することができるでしょう。
あとがき
一つ一つの技だけを見ると、今までよりほんの少し効率化できるかな?という程度ですが、これらが積み重なると、Windowsでの作業効率が格段に上がりますよ。