Windows10マシンに新たにローカルユーザーアカウントを作成したいとき、作成方法としては、次の3通りの方法があります。
- 設定アプリの「アカウント」から
- 管理ツールの「コンピューターの管理」から
- コマンドから
そこで、ここでは管理ツールの「コンピューターの管理」からローカルユーザーアカウントを作成する方法を紹介します。


目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1909 |
「コンピューターの管理」から作成する
「コンピューターの管理」から作成するには、管理者アカウントでWindows10にサインインしてから、スタートメニューのプログラム一覧などから「コンピューターの管理」を起動します。
「コンピューターの管理」画面が開いたら、左ペインで「ローカルユーザーとグループ」を展開して「ユーザー」を右クリックして、メニューから「新しいユーザー」をクリックします。
「新しいユーザー」の作成画面が表示されるので、最低限「ユーザー名」「パスワード」を設定して「作成」をクリックします。
「新しいユーザー」画面下部のチェックボックスは、必要に応じてオン/オフを切り替えましょう。ユーザー作成後に変更することも可能です。
デフォルトで「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」にチェックが入っていますが、自分が管理するユーザーアカウントなら、チェックは外しておきましょう。
また「パスワードを無期限にする」にチェックを入れない場合、パスワードの有効期限は、デフォルトで42日となります。
ユーザーを作成し終えたら「閉じる」をクリックします。
追加されたユーザーは、一覧に追加されているはずです。
管理者ユーザーにする
作成したユーザーはデフォルトで標準ユーザーのため、管理者ユーザーにしたい場合は、以下の手順を追加で行います。
追加したユーザーを右クリックして、メニューから「プロパティ」をクリックします。
「プロパティ」画面が開いたら「所属するグループ」タブを選択し、下部の「追加」をクリックします。
「グループの選択」画面が表示されるので「選択するオブジェクト名を入力してください」欄に「Administrators」と入力して「名前の確認」をクリックします。
入力した内容がオブジェクト名に変換されていることを確認し「OK」をクリックします。
「所属するグループ」欄に「Administrators」が追加されていることを確認し「OK」をクリックします。
以上で、管理者ユーザーにできました。
あとがき
サクッと作成したいときは「設定」アプリからの作成が便利ですが、所属グループを変更したり、パスワードの有効期限を設定したい場合などでは、ここで紹介している「コンピューターの管理」からの作成が便利でしょう。