Windows 10を利用していて、サインインするためのパスワードを忘れてしまい、サインインできなくなってしまった、管理者ユーザーのパスワードを忘れてしまい設定変更ができなくなってしまったというトラブルをたまに聞きます。
Windows 10では、そのようなときに備えてパスワードをリセットする方法が複数用意されています。
そこでここでは、Windows 10でサインインするためのパスワードをリセットする方法を5つ紹介します。
なお、ここでのユーザーは「ローカルアカウント」として作成したユーザーを指しており、Microsoftアカウントではないのでご注意ください。
目次
別のユーザーでパスワードをリセットする
サインインできないWindows 10に別の管理者ユーザーでサインインできる場合は、そのユーザーでサインインして、パスワードを忘れたユーザーのパスワードをリセットすることができます。

パスワードリセットディスクでリセットする
一人しかユーザーを作成していない場合で、事前に「パスワードリセットディスク」を作成しているなら、パスワードリセットディスクを使ってパスワードをリセットできます。

セキュリティの質問に答えてリセットする
Windows 10バージョン1803から利用できる「セキュリティの質問」を設定しているなら、セキュリティの質問に答えてパスワードリセットできます。

サードパーティーツールでリセットする
パスワードリセットディスクを使った方法や、セキュリティの質問を使った方法は、いずれも事前に設定しておく必要があり、それらを設定していない場合は、サードパーティーツールを使ってパスワードをリセットできる場合があります。
以下の記事では、サードパーティーのパスワードリセットツールとして有名な「chntpw」ツールを使ったリセット方法を紹介しています。

「chntpw」ツールを利用するには、作業用のPCが別途必要になりますので、PCを1台しか持っていない場合は、この方法は使えないので、下記の手順をお試しください。
サインイン画面を改変してリセットする
少々イレギュラーな方法としては、Windows 10のサインイン画面右下にある「コンピューターの簡単操作」をクリックしたときに、コマンドプロンプトが起動するように改変して、コマンドプロンプトから「net user」コマンドでユーザーアカウントのパスワードを変更する方法があります。

結構マニアックな方法ですが、私の記憶ではWindows 7の時代から同じような方法があったように思います。
サードパーティーのツールが使えない状況で、何とかパスワードをリセットしたいときに試しみる価値はあるでしょう。
あとがき
一般的な手順でリセットできない場合でも、ここで紹介しているいずれかの方法を使えば、大抵のケースでパスワードをリセットできると思いますよ。