Microsoftは、2020年2月から新しいスマートフォン向けアプリ「Microsoft Office」の提供を開始しました。
Microsoft Office: Word、Excel、PowerPoint など - Google Play のアプリ
「Microsoft Office」をApp Storeで
「Microsoft Office」アプリは、これまで個別のアプリとして提供されていたWord・Excel・PowerPointが統合されているだけでなく、画像をPDFにしたり、紙の書類をWord データに変換したり、紙の表をExcelデータに変換したりなど、モバイルでの利用に便利な機能がいろいろ追加されており、スマホでOfficeファイルを扱う機会が多い方には欠かせないアプリとなりそうです。
そこでここでは、Android版の「Microsoft Office」アプリのおもな搭載機能などを使用画面を交えて紹介します。

目次
Word、Excel、PowerPointが統合
「Microsoft Office」アプリでは、Word、Excel、PowerPointが1つのアプリにまとまり、Officeドキュメントの作成や編集がやりやすくなりました。
また、テンプレートからドキュメントを作成したり、紙の書類を撮影して、編集可能なWord データに変換したり、紙の表を撮影してExcelデータに変換して編集するといったことも可能です。
Office Lens機能が統合
「Microsoft Office」アプリでは、Office Lens機能も統合されており、撮影した内容や画像ファイルをPDF形式やWord形式のファイルに変換することができます。
また、撮影した内容や画像から、テキストデータを抽出するOCR機能も搭載されており、抽出したデータをクリップボードにコピーしたり、Word形式やExcel形式で出力するといったことも可能です。
PDFファイルの作成
「Microsoft Office」アプリでは、Office Lends機能で撮影した内容や画像ファイルからPDFファイルを作成したり、OfficeドキュメントをPDFファイルに変換したり、既存のPDFファイルに署名を追加したりできます。
Windows10と同期できる付箋機能
「Microsoft Office」アプリには、アイデアやメモを書き留めておける付箋機能があり、同じMicrosoftアカウントでサインインしていれば、Windows10PCのメモアプリ「Sticky Notes」と同期してくれます。
他のデバイスとのファイルの送受信
「Microsoft Office」アプリでは、PCや他のスマートフォンとファイルの送受信ができ、PCと送受信する場合は、専用ページ「taransfer.office.com」経由で、近くのスマートフォンと送受信する場合は、双方で本アプリをインストールしておくことで可能となります。
QRコードのスキャン
「Microsoft Office」アプリには、QRコードのスキャン機能が搭載されており、リンクを開いたりメモとして保存したりできます。
QRコードの認識速度も速く、これでQRコードのスキャンアプリは不要になりますね。
クラウドへのファイル保存や参照
「Microsoft Office」アプリでは、デバイス内やOneDrive以外にも、GoogleドライブやDropbox、Boxなどの他のクラウドストレージに保存しているOfficeファイルを開くことができます。
また、編集したOfficeファイルの保存先としても、デバイス内やOneDrive以外に、DropboxやBoxなどの他のクラウドストレージを選択できます。(Googleドライブに保存するには、Office365アカウントが必要になるようです)


あとがき
「Microsoft Office」アプリ一つで、WordやExcelなどのOfficeアプリだけでなく、かなりの機能を集約できそうです。
Officeファイルを利用することが多い方なら、利用しない手はないですね。