Windows10の標準日本語入力システム「Microsoft IME」には、効率よく文字入力するための機能として「予測入力」がありますが、予測入力だけでは思うような候補が表示されない場合があります。
そんなときに活用したい機能が「ユーザー辞書」です。
ユーザー辞書では、よく利用する単語や定型文を登録しておくことで、変換しづらい単語や人名などの変換時に一発で候補として表示させたり、少ないキー入力で定型文を入力できたりと、文字入力効率をさらに上げることができます。
そこで、ここではWindows10の「Microsoft IME」で、ユーザー辞書へ単語を登録する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1909 |
単語を登録する
まず、デスクトップの任意の箇所を一度クリックして、文字入力が可能な状態にしてから、タスクトレイに表示されている「A」または「あ」を右クリックし、表示されるメニューから「単語の登録」をクリックします。
「単語の登録」画面が開くので、最低限以下の項目に入力し「登録」をクリックします。
- 単語 - 変換後の単語を入力します。
- よみ - キー入力する文字列を入力します。
- 品詞 - 登録する単語の品詞を選択します。
たとえば「かぶ」と入力して「株式会社」と一発で変換できるようにするには、以下の画像のように設定します。
以上で、単語登録は完了です。
なお、登録した単語は、「単語の登録」画面左下の「ユーザー辞書ツール」をクリックすることで確認できます。
変換確認
単語を登録したら、メモ帳などで登録した単語を入力して、スペースキーで変換してみてください。
登録した単語が、変換候補に表示されているはずです。
あとがき
「かぶ」と入力して「株式会社」に一発変換できるぐらいでは、あまりインパクトがありませんが、よく入力する単語や人名などで変換しづらい場合や、定型的な文章をよく入力しているなら、ユーザー辞書を活用すれば、文字入力が捗ること間違いなしです!
パッと思いつくだけでも、次のような単語登録が便利そうです。
- 「よろ」と入力したら「よろしくお願いいたします。」に一発変換
- 「めーる」と入力したら、自分のメールアドレスに一発変換
また、たくさんの単語を一括登録したい場合は、以下の記事もご覧ください。
