Android端末で日本語を入力していると、人名や固有名詞などを思い通りに変換できなかったり、よく使うフレーズを毎回入力するのが面倒で、イライラすることがないでしょうか。
そんなときは、それらの単語やフレーズを日本語入力システム(IME)に登録(ユーザー辞書に登録)しておくことで、スピーディーな文字入力が可能となります。
そこでここでは、Androidでの代表的なIMEである「Gboard」と「Google日本語入力」で、単語やフレーズを登録してスピーディな入力を実現する方法を紹介します。
なお、単語やフレーズを登録する機能は、ほとんどのIMEが備えているので、他のIMEを利用されている方も参考になると思いますよ。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
Gboard | 8.8.10.277552084 |
Google日本語入力 | 2.24.3535.3.231113858 |
Gboardで単語やフレーズを登録する
「Gboard」で単語やフレーズを登録する方法は、次のとおりです。
まず、文字入力画面を表示し、左下の入力文字の切り替えボタンをロングタップ(長押し)します。
すると、Gboardの設定画面が表示されるので「単語リスト」をタップします。
「単語リスト」画面が表示されるので「単語リスト」>「日本語」を順にタップします。
単語の登録画面が表示されたら、右上の「+」をタップすると、単語の登録画面が表示されるので、上の「単語を入力します」部分に変換後の単語を、下の「よみ」の部分に入力する単語を入力します。
たとえば、「とう」と入力して「東京都千代田区有楽町」に変換したい場合は、上に「東京都千代田区有楽町」下に「とう」と入力します。
以上で、単語の登録は完了です。
前の画面に戻ると、登録された単語がリスト表示されています。ここから登録した単語を修正したり削除できます。
単語を登録したら、実際に任意の入力画面で「とう」と入力してみてください。変換候補に「東京都千代田区有楽町」と表示され、すぐ選択できるようになっていますね。
Google日本語入力で単語やフレーズを登録する
「Google日本語入力」で単語やフレーズを登録する方法は、次のとおりです。
まず、文字入力画面が表示し、左下の入力文字の切り替えボタンをロングタップ(長押し)します。
すると、ポップアップメニューが表示されるので「Google日本語入力設定」をタップします。
設定画面が表示されたら「辞書ツール」をタップします。
「辞書ツール」画面が表示されたら、右上の「+」をタップすると、単語の登録画面が表示されるので、上の「単語」に変換後の単語を、下の「よみ」の部分に入力する単語を入力し「OK」をタップすれば、単語が登録されます。(カテゴリは任意で設定します)
たとえば、「とう」と入力して「東京都千代田区有楽町」に変換したい場合は、上に「東京都千代田区有楽町」下に「とう」と入力します。
以上で、単語の登録完了です。
前の画面に戻ると、登録された単語がリスト表示されています。ここから登録した単語を修正したり削除できます。
単語を登録したら、実際に任意の入力画面で「とう」と入力してみてください。変換候補に「東京都千代田区有楽町」と表示され、すぐ選択できるようになっていますね。
インポート機能を利用する
上記の方法では、単語やフレーズを一つずつ登録する必要があり、たくさんの単語を登録したい場合には向きません。
その場合には、ユーザー辞書のインポート機能を利用しましょう。


「Gboard」「Google日本語入力」で、ユーザー辞書をインポートする方法については、以下の記事をご覧ください。


あとがき
よく使うけど変換しづらい単語や、よく使うフレーズなどを、ユーザー辞書に登録しておけば、文字の入力効率は格段にアップします。
是非活用してみてください。