Windows環境で、ひらがな・カタカナ・英数字など、特定の文字種に変換するときや、長文を変換するとき、特定のキー操作で効率よく変換できることをご存知でしょうか?
たとえば、カタカナや英数字に変換したい場合には、スペースキーで変換するよりも、ファンクションキーやショートカットキーを使って変換した方が効率的なことがあります。
また、長文を入力して変換するときには、文節の位置を調整したり、文節単位で変換を確定するためのショートカットキーがあり、使いこなせば、誤変換を気にすることなく一気に長文を入力できるようになります。
そこでここでは、Windows 10のMicrosoft IMEで、ファンクションキーやショートカットキーを使って効率よく日本語を入力する方法を紹介します。
きっと今日から役立ちますよ。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1909 |
特定の文字種を入力するときは
入力した文字を漢字に変換するときは、スペースキーで変換しますが、ひらがな・カタカナ・英数字に変換したいときは、以下に挙げるファンクションキーやショートカットキーで変換すれば、変換候補から選択することなく効率よく入力ができます。
変換 | ファンクションキー | ショートカットキー |
---|---|---|
ひらがな | F6 | Ctrl+U |
カタカナ | F7 | Ctrl+I |
半角カタカナ | F8 | Ctrl+O |
全角英数 | F9 | Ctrl+P |
半角英数 | F10 | Ctrl+T |
長文を入力するときは
長い文章を入力した時に困るのが、思わぬ箇所で文節が切られて変な変換結果になってしまうことではないでしょうか。
そんなとき、下に挙げるショートカットキーによる操作を覚えておけば、長文を変換するときも、誤変換を気にせずガンガン入力できますよ。
説明 | ショートカットキー |
---|---|
文節を移動する | 左右の矢印キー |
文節の区切りを調節する | Shiftキー+左右の矢印キー |
文節単位で変換を確定する | Ctrl+↓キー |
再変換する | 変換キー、またはCtrl+BackSpace |
文節を移動する
スペースキーで変換した後に、左右の矢印キーで文節を移動することができます。
文節の区切りを調節する
スペースキーで変換した際に、想定外の位置で文節が区切られたときは、調節したい文節に移動してから、Shiftキー+左右の矢印キーで調節します。
文節単位で変換を確定する
通常、スペースキーで変換した後、変換を確定する場合エンターキーを押しますが、エンターキーでは入力した文章すべてが一度に確定されてしまいます。
そんな時は、Ctrl+↓キーを使うことで、選択中の文節から文節単位で確定させることができます。
なお、文章の途中の文節を選択している状態でCtrl+↓キーを押すと、その文節より前の文章を確定させることができます。
再変換する
一度確定した文章を変換し直したいときは、変換し直したい文章を選択した状態で、スペースキーの左にある「変換キー」を押すか、Ctrl+BackSpaceで再変換できます。
あとがき
ここで紹介した方法を知っているだけで、Windows環境での日本語入力のスピードをかなり上げることができます。
是非、覚えておきたいテクニックです。