2019年11月12日に「Windows10 November 2019 Update(バージョン1909)」が公開されました。
今回のアップデートは、前回のアップデート(バージョン1903)に比べると、機能面で大きな変更はなく、主にパフォーマンスの向上やエンタープライズ向け機能の拡充、品質の強化などが行われているとのことです。
そこで、ここでは、おもに一般利用者向けの変更点を紹介したいと思います。
これからアップデートを適用する予定の方は参考にしてみてください。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1909 |
「Windows10 November 2019 Update」の変更点
タスクトレイの時計
タスクトレイの日時が表示されている部分をクリックすると表示されるカレンダーから、直接予定やリマインダーを登録できるようになりました。
ちなみに、これまでは、予定やリマインダーを登録するには、カレンダー画面から「+」をクリックし「カレンダー」アプリを起動して登録する必要がありました。
通知関連
アクション センター右上部に「通知の管理」リンクが追加され、「設定」アプリの「通知とアクション」画面を素早く開けるようになりました。
「設定」アプリの「システム」>「通知とアクション」にある「送信元ごとの通知の受信設定」では、送信元ごとの設定画面にビジュアルイメージが追加され、設定内容がより分かりやすくなりました。
新規通知が表示された際のサウンド再生をオフにできるようになりました。
エクスプローラーでの検索
「エクスプローラー」の検索ボックスにキーワードを入力すると、自動的に候補が表示されるようになりました。
自動的に表示される候補は、クリックしてファイルを実行するだけでなく、右クリックからファイルの場所を開いたり、管理者権限で実行することもできます。
スタート画面
スタート画面左端にあるナビゲーションアイコン領域へマウスカーソルを移動させると、自動的に展開されアイコンの説明が表示されるようになりました。
その他
- ロック画面から、音声でMicrosoft以外のAIアシスタントをアクティブ化できるようになりました。
- 一部のCPUを搭載したPCで、バッテリー寿命と電源効率が向上しました。
あとがき
なお、ここで紹介した以外にも、細かな変更点がいくつかあるようです。
気になる方は、以下のMicrosoftのページが参考になるでしょう。
Windows 10 バージョン1909の新機能 - Windows Insider Program | Microsoft Docs