Google Chrome(以下、Chromeブラウザ)では、オムニボックス(アドレスバー)に検索キーワードを入力すると、自動的に候補が表示される「予測候補」と呼ばれる機能があります。
「予測候補」は、過去に開いたことがあるWebページ(閲覧履歴)や検索履歴、入力したキーワードから、自動的に候補を表示してくれる便利な機能ですが、ときには見当違いな候補が表示されたり、他人に見られると都合の悪い候補が表示されることがあります。
そこでここでは、Windows版Chromeブラウザで、予測候補として表示された候補から、不要な候補を削除する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1903 |
Google Chrome | 78.0.3904.97 |
「予測候補」を削除する方法
特定の予測候補を削除する方法には、キー操作で削除する方法と、マウス操作で削除する方法があります。
予測候補として表示される候補のうち、削除可能な予測候補は、閲覧履歴や検索履歴をもとに表示される候補だけのようです。
キー操作で削除する
特定の予測候補を削除するには、まず該当する検索キーワードを入力して、予測候補を表示させます。
次に、カーソルキーの「↑」か「↓」を押して、削除したい項目を選択して「Shift」+「Delete」キーを押します。
以上で、その候補は表示されなくなります。
下の画像では、一番下に表示されていた予測候補を削除した後の画面です。
マウス操作で削除する
マウス操作で特定の予測候補を削除するには、以下の方法で試験機能を有効化する必要があります。
まず、Chromeを開き、オムニボックス(アドレスバー)に「chrome://flags」と入力し、エンターキーを押します。
以下の画像のように試験機能に関する設定画面が表示されるので、上部にある検索ボックスに「Omnibox Suggestion」と入力し、エンターキーを押します。
すると、設定項目が絞り込まれるので、「Omnibox Suggestion Transparency Options」の右側に表示されている「Default」をクリックして、選択肢から「Enabled」を選択し、設定を反映するために、右下の「Relaunch」をクリックしてChromeを再起動します。
以上で、マウス操作で特定の予測候補を削除できるようになったので、オムニボックスに該当する検索キーワードを入力して、予測候補を表示させます。
次に、削除したい項目を右クリックし、メニューから「候補を削除」をクリックします。
確認画面が表示されるので「削除」をクリックします。
以上で、その候補は表示されなくなります。
あとがき
閲覧履歴や検索履歴は、個人の趣味・嗜好が現れるところでもあるので、他人に見られると都合の悪い候補は、こまめに削除しておきましょう。