リリースが近づいているChromium版Edgeの特徴を整理してみた。

Windows10の標準Webブラウザである「Microsoft Edge」は、2018年12月にエンジンをGoogle Chromeと同じ「Chromium」ベースに変更することが発表されました。

そして先日、Chromiumベースの新Webブラウザ「Microsoft Edge」の正式版が、2020年1月15日にWinowsおよびmacOS向けにリリースされることが発表されました。

そこで、ここでは現在Betaチャネルで提供されているChromium版「Microsoft Edge」を基に、その特徴を整理してみます。

なお、ここでは現行のMicrosoft Edgeを「旧Edge」、新しいMicrosoft Edgeを「Chromium版Edge」と表現しています。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Pro 64bit 1903
Chromium版Microsoft Edge 790.0.309.18(beta)

Chromium版Microsoft Edgeは、以下のWebページから入手できます。

Microsoft Edge Insider Channels

Chromium版Edgeの特徴

旧Edgeと共存が可能

Chromium版Edgeは、まだ開発段階のためなのか、旧Edgeと共存が可能です。

デスクトップアプリとして提供

旧EdgeはUWPアプリなのに対して、Chromium版Edgeは、デスクトップアプリ(Win32アプリケーション)として提供されるようです。

クロスプラットフォームに対応

Chromium版Edgeは、Widows10だけでなく、Windows7/8.1、Windows Server 2016/2008R2~2012R2、macOS向けに提供されるようです。

また、今後Linux版も提供されるとのことです。

Microsoft Edge Insider Channels

動作がより高速に

体感ではほとんどその差を感じることができませんが、旧Edgeと比較して、Chromium版Edgeはより高速に動作するようです。

Chromeの拡張機能も利用可能に

旧Edgeで物足りない点として挙げられていた「拡張機能」については、Chromium版Edgeでは、旧Edge向けの拡張機能に加えて、Chromeウェブストアからも拡張機能をインストールして利用できるようになります。

実際にChromium版Edgeから「Chromeウェブストア」を開くと、以下のように表示されます。

設定画面が分かりやすい

旧Edgeでは設定画面がコンパクト過ぎて、個人的にはイマイチな印象でしたが、Chromium版Edgeでは、タブとして設定画面が表示されるようになり、とても分かりやすくなりました。

また、Google Chromeと同じように試験機能についての設定ページ「edge://flags」もあります。

プライバシー機能の強化

旧Edgeに搭載されている「InPrivate」モードに加えて、三段階から選択できる追跡防止機能が新たに搭載され、プライバシー設定が強化されています。

セキュリティ機能も踏襲

旧Edgeに搭載されている、悪意のあるサイトやダウンロードから保護する「Windows Defender SmartScreen」機能は、Chromium版Edgeにも引き続き搭載されています。

また、ブラウザをサンドボックス環境で実行することで、Web経由で侵入するマルウェアなどの脅威からシステムを保護する機能「Windows Defender Application Guard」も、Chromium版Edgeからでも利用できるようです。

新機能

コレクション

BetaチャネルのChromium版Edgeではまだ利用できないようですが、注目の新機能として「コレクション」機能があります。

この機能は、Webサイトやコンテンツを簡単にクリップできる機能で、クリップしたデータはカード形式で表示され、クリップボードへコピーすることも可能なようです。

IEモード

企業向けの新機能としては「IEモード」があります。

この機能は、Webページを「Internet Explorer11」のエンジンで開くことができる互換機能で、Internet Explorerを前提とする古いシステムを利用している場合に役立つ機能です。

なお、この機能を利用するには、グループポリシーの設定やIEモードを許可するURLを記述したXMLファイルなどが必要になるようです。

詳しくは、Micorosftの以下のページをご覧ください。

IE モードで Microsoft Edge を使用する | Microsoft Docs

あとがき

BetaチャネルのChromium版Edgeを使用してみて、Google Chromeとエンジンが同じなので、似ている点も多いですが、旧Edgeの良いところを残しつつ、確実にWebブラウザとして進化しているなと感じました。

リリースが待ち遠しいですね。

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