CentOS8のCentOS7からの変更点とは?何が違う?

CentOS8のCentOS7からの変更点とは?何が違う?

2019年9月に登場した「CentOS Linux 8(以下、CentOS8)」では、従来のCentOS7からいくつかの変更点があります。

今後、CentOS8への移行を考えている方にとっては、具体的にCentOS7からどこが変わっているのかが気になるところです。

そこで、各所で紹介されているCentOS8のCentOS7からの変更点を自分なりにまとめておきたいと思います。

パフォーマンスがアップした

環境にもよるようですが、CentOS7と比較して約10%~30%のパフォーマンスアップが見込めるようです。

参考:
Initial Benchmarks Of CentOS 8.0 & CentOS Stream On Intel Xeon / AMD EPYC - Phoronix

エディションが増えた

CentOS8では、CentOS7と同じようなリリースサイクルのエディションに加えて「CentOS Stream」というエディションが追加されました。

「CentOS Stream」は、従来よりリリースサイクルが短いエディションで、最新機能や「Red Hat Enterprise Linux8」のマイナーリリースのために開発中のパッケージなどが含まれており、おもに開発者向けのエディションのようです。

ミドルウェアのバージョンが上がった

CentOS8では、各種ミドルウェアの標準バージョンが新しくなりました。

たとえば、PHP7.2、MariaDB10.3、MySQL8.0などが利用できるようになりました。

パッケージ管理ツールが「dnf」に変更

パッケージ管理ツールが「yum」から、Fedoraなどで採用されている「dnf」に変更されました。

yumコマンドも引き続き利用できますが、yumコマンドを実行すると内部的にはdnfコマンドが呼び出されるようになっています。

Memo

CentOS8では「/usr/bin/dnf」と「/usr/bin/yum」は、ともに「/usr/bin/dnf-3」へのシンボリックリンクとなっています。

注意点として、パッケージのインストールなどはこれまでと同じコマンドで行えますが、yumのプラグインとは互換性はないようです。

dnfのオプションのうち、従来のyumコマンドから廃止されたものは、以下のWebサイトで確認できます。

Changes in DNF CLI compared to YUM — DNF 4.2.17-1 documentation

時刻同期サービスが「chrony」に一本化

CentOS7では、時刻同期サービスとして「ntp」と「chrony」が利用できましたが、CentOS8で「chrony」に一本化されました。

ファイアウォールが「nftables」に変更

ファイアウォール機能(パケットフィルター)が「iptables」から「nftables」に変更されました。

なお「firewalld」も内部的には「nftables」が呼び出されるようになっています。

TLSの標準対応バージョンが1.2以上に

インターネットなどのコンピュータネットワークにおいて、セキュリティを要求される通信を行うための仕組みであるTLS(Transport Layer Security)の標準対応バージョンが、TLS1.2、TLS1.3になりました。

TLS1.0、TLS1.1はデフォルトでは無効になったため、TLS1.1以下を利用する必要がある場合は、暗号化ポリシーの変更が必要になります。

あとがき

LAMP環境などを構築した限りでは、CentOS6からCentOS7になったときと比べると、CentOS7からCentOS8では、OSの設定やパッケージのインストール・設定方法に、あまり違いはなく、それほど手間取ることなく構築できると感じました。

そろそろCentOS8へ移行しようかと考えているなら、変更点はチェックしておきましょう。

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