スタートメニューを開くときなど、一つ一つの動作がモッサリしてたり、文字入力でカクつくようなことはないですか?
そんな時は、ページファイルのサイズを調整することで、パフォーマンスを改善できることがあります。
そこで、ここではWindows10でページファイルのサイズを調整する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1903 |
ページファイルのサイズを調整する方法
まず、管理者アカウントでサインインして、スタートメニューのプログラム一覧などから「コントロールパネル」を開きます。
コントロールパネルを開いたら、画面右上にある検索ボックスに「パフォーマンス」と入力しエンターキーを押します。
すると、検索結果として関連性のある設定項目が表示されるので「システム」欄にある「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」をクリックします。
「パフォーマンスオプション」画面が表示されるので「詳細設定」タブを開き「仮想メモリ」セクションにある「変更」をクリックします。
「仮想メモリ」画面が表示されるので、まず一番上にある「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックボックスをオフにします。
次に「各ドライブのページングファイルのサイズ」セクションで、Cドライブを選択した状態で、その下にある「カスタムサイズ」のラジオボタンを選択します。
そして、初期サイズと最大サイズのそれぞれに、画面下部の「すべてのドライブの総ページングファイルサイズ」の「推奨」欄に記載されているファイルサイズを入力します。
入力が済んだら「設定」をクリックし、Cドライブにページングファイルのサイズが設定されていることを確認し、画面下部にある「OK」をクリックします。
すると、変更結果は再起動しないと反映されない旨の警告ポップアップが表示されるので「OK」をクリックし、パフォーマンスオプション画面でも「OK」をクリックします。
最後にマシンを再起動すれば設定が適用されます。
以上の設定で、次回起動以降、Windows10のパフォーマンスが改善されることがあります。
なお、デフォルト設定のままでパフォーマンスに問題がない場合は、変更は必要はありません。
あとがき
ここで紹介した手順は、すべてのケースにおいて効果があるわけではありませんが、Windows10が遅いとなぁと感じているなら、試してみる価値はあります。
なお、ページファイルの設定以外でも、Windows10を高速化できる方法があります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
