PCやスマートフォン版のGoogle Chrome(以下、Chromeブラウザ)では、Googleアカウントとの同期設定を有効化しておけば、Webサイトで入力したユーザー名やパスワードを保存しておくことができ、Webサイトにアクセスするたびにユーザー名やパスワードを入力する必要がなくなり、とても便利な機能ですが、2019年の10月からはパスワードを保存するだけでなく、保存しているパスワードの安全性をチェックする「パスワードチェックアップ」機能が、Googleアカウントのセキュリティ診断機能として追加されています。
そこでここでは、Googleアカウントの「パスワードチェックアップ」機能を利用して、Googleアカウントに保存しているパスワードが漏えいしていないか、使いまわしているパスワードないか、パスワード文字列が十分に複雑かをチェックする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Chrome | 79.0.3945.88 |
ここでは、デスクトップ版Chromeブラウザでの手順を紹介していますが、スマートフォン版のChromeでも、おおむね同じ手順となります。
保存したパスワードの安全性をチェックする
「パスワードマネージャー」ページを開く
まず、Chromeブラウザの設定画面などからGoogleアカウントの「パスワードマネージャー」ページを開きます。
「パスワードマネージャー」ページを開く方法はいくつかありますが、おもな方法は次のとおりです。
Chromeブラウザの設定画面から開く場合は、設定画面のメニューから「自動入力」>「パスワード」を開き「Googleアカウントでの保存パスワードの表示と管理」をクリックします。
Googleアカウントページから開く場合は、Googleアカウントページ「https://myaccount.google.com/」から「セキュリティ」ページを開き「他のサイトへのログイン」セクションにある「パスワードマネージャー」をクリックします。
また、パスワードマネージャーのページを直接開くこともできます。
パスワードの安全性をチェックする
「パスワードマネージャー」ページを開いたら「パスワードチェックアップ」にある「パスワードを確認」をクリックします。
次の画面では、パスワードチェックアップの内容が表示されているので、確認して「パスワードを確認」をクリックします。
本人確認のため、Googleアカウントのパスワード入力画面が表示されるので、パスワードを入力して「次へ」をクリックします。
以上で、Googleアカウントに保存されているパスワードについて、パスワードが漏えいしていないか、使いまわしているパスワードがないか、パスワード文字列が十分に複雑かがチェックされ、結果が表示されます。
なお、問題のあるパスワードについては「パスワードを変更」をクリックすることで、そのサイトが開けるので、そちらでパスワードを再設定することも可能です。
あとがき
Googleアカウントにパスワードを保存しているなら、定期的にチェックしておけば安全性を高めることができますね。
なお、Chromeバージョン79からは、ブラウザの標準機能としても、入力したパスワードが漏えいしていないかをチェックする機能が搭載されています。