ローエンド端末向けOS「Android Go」のアプリとして提供されていた軽量版Google検索アプリ「Google Go」が、2019年8月20日からそれ以外のAndroidデバイスでも利用できるようになりました。
そこでここでは「Google Go」アプリの概要な使用感などを紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Android | 8.1.0 |
Google Go | 2.8.264661459 |
「Google Go」とは
Google Goは、もともとローエンド端末向けOS「Android Go」のGoogleアプリとして登場し、2019年8月20日からAndroid5.0以降のデバイスでも利用できるようになりました。
Google Goの特徴としては、ダウンロードサイズが約7MBと軽量で、動作も軽快であることや、通常検索だけでなく、音声検索、画像およびGIFの検索、翻訳、Google Lens、Webページの読み上げなど、さまざまな機能がコンパクトにまとまっている点が挙げられます。
また、各種アプリやWebサービスのショートカットも備えており、Google Goさえあれば、あらゆる情報やサービスに素早くアクセスできるアプリとなっています。
「Google Go」の使用感
「Google Go」を起動すると次のような画面が表示され、ここから検索を行ったりアプリへアクセスしたりできます。
また、左へスワイプすればDiscoverの表示、右へスワイプすればカテゴリごとに整理されたアプリやサービスの一覧を表示できます。
用途ごとにいろんなアプリを使いこなすのに比べて、Google Goを起動するだけで多くの機能に素早くアクセスできるのは便利ですね。
多彩な検索方法
Google Goでは、通常のキーワードを入力した検索だけでなく、音声検索、Google Lensを利用した翻訳、画像およびGIFの検索が可能です。
また、メイン画面で「検索」をタップすると、次のようにトレンドの検索キーワードが表示されます。
話題のトピックを見つけるのにとても便利です。
さらに、設定画面で「第二言語」を設定しておけば、検索結果に第2言語への切り替えボタンが表示されるようになり、検索結果をカンタンに切り替えることができます。
下の例は、第二言語として「英語」を設定した場合の画面です。
Webページの読み上げ
Google Goには、表示したWebページ読み上げ機能があり、画面下の再生アイコンをクリックすると、表示しているWebページを日本語で読み上げてくれます。
再生時は、一時停止や読み上げ速度の変更(1倍から3倍まで)も可能です。
ライトモード
Google Goには「ライトモード」と呼ばれる機能があり、オンにすると、ウェブトラフィックの一部が Googleのサーバーを経由してデバイスにダウンロードされるようになります。
Googleのサーバーを経由することで、ページが軽量化されてからデバイスにダウンロードされるようになり、通信データ量が削減されます。
ライトモードは、Google Goの設定画面、もしくはGoogle GoでWebページを表示している状態で、下部のメニューからオンにできます。


なお、ライトモードは表示するWebページによっては正常に動作しない場合があるため、状況に応じてオン/オフを使い分けるのが良さそうです。
あとがき
いろいろな機能がコンパクトにまとまっているので、ローエンド端末でなくても利用するメリットが大いにあるアプリではないでしょうか。
ちなみに軽量アプリとしては、Google GoのほかにもGoogle Map Go、Gallery Goなどが利用できるようです。