Google Chrome(以下、Chromeブラウザ)では、URLに含まれるスキーム名(http://など)やサブドメイン名(wwwなど)は、アドレスバー(オムニボックス)に表示されません。
この仕様は、表示が簡潔になるメリットがある反面、以下のようなURLの場合、どちらもChromeのアドレスバーには「example.com」と表示されてしまうため、ぱっと見でサブドメイン名のあり・なしを一目で判別できなくなってしまうデメリットもあります。
- https://example.com
- https://www.example.com
そこでここでは、Chromeブラウザのアドレスバー(オムニボックス)にスキーム名やサブドメイン名を常に表示させる方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1903 |
Google Chrome | 76.0.3809.100 |
スキーム名やサブドメイン名を表示させる方法
デフォルト設定のままでも、アドレスバーのURL部分を2回クリックすると、スキーム名やサブドメイン名が表示されますが、常に表示させるには、次の設定を行います。
Chromeでアドレスバーに「chrome://flags」と入力しエンターキーを押すと、実験的な機能に関する設定ページが表示されます。
設定ページで以下の2項目を「Disabled」に設定します。
- Omnibox UI Hide Steady-State URL Scheme
- Omnibox UI Hide Steady-State URL Trivial Subdomains
最後にChromeを再起動すれば、アドレスバーにスキーム名やサブドメイン名が常に表示されるようになります。
なお、HTTPサイトの場合、上記の設定をしても「http://」は表示されず、代わりに「保護されていない通信」というメッセージが表示されます。
設定を戻す場合は、さきほどの2項目を「Enabled」に設定します。
あとがき
URLを省略せずに表示させておきたい場合にお役立てください。